さん☆おとぴpresents いのちのしくみ

2017年1月にアメブロからお引っ越ししました。過去記事保存用なので、たぶん更新することはないと思います。

☆この世はバランス~自然と科学の共存~☆

おとぴは前からちょっとイラっとしていることがある

それはみんながあまりにも薬や医療を悪者にすること...

おいらは元医療従事者だからあんまり気分が良くない

確かに一部には金儲け主義の医者だのなんだのはいるだろうけど

大部分の医療者は患者の命を預かっているから

勉強熱心だし一生懸命仕事をしている

精神薬に関してよく言われていて

確かに古い医者で多剤併用の医者はいるけど

今は単剤で少ない量で効果的に聞く薬もあるし

若い勉強熱心な医師たちは

患者さんの負担を減らすために薬を減らそうと

色々と試したり熱心な人も多いので

まるですべてが金儲けという表現をされるのは

現場を知らない人間の偏った見方だなーと思う

医師でも精神薬を絶対飲ませるな的な人がいるけど

きっと本当に具合の悪い人を見たことがない

現場を知らない人なんだろうなって正直、思うよ

それに本当に重症の人って普通は入院しているから

なかなかその辺のセラピストさんの前には

現れないだろうから、どんなんだか知らないだろうから

そういう情報を鵜呑みにしちゃうんだろうね

あのねー

精神科の病気は大きく3種類あって

心因・外因・内因に分けられるんだけど

心因性の軽いうつとか神経症の人なら

セラピーとかでなんとかなることもあるだろうし

急性の状態じゃなければ

薬じゃない選択肢もあるだろうから

それは本人が選べばいい

ちなみに重症のうつの人は

うんこ垂れ流すレベルの人で

それこそ入院して治療しないと

どうにもこうにもならないから

まずセラピーを受けにくることがないと思うよ

みんなが思っているよりも

ずっとずっと重い病状の人がこの世にはいるんだよ

知りもしないくせに

薬は飲んじゃだめだ

セラピーですべてがどうにでもなるって

思っている人がいることに

実は結構、腹立ててます

ちなみに外因は脳の器質障害だから

色んなケースがあって語りきれないから省略します

あと精神科で一番多いのが

内因性の統合失調症とかだけど

かなり顕著に薬飲むと症状が良くなる人が多いです

飲んだふりしてこっそりトイレで薬を吐き出したりしていても、

症状の改善具合ですぐに分かります

ちなみに病棟で勤めてた時にそうとう患者さんに

ヒーリングしまくったけど

このジャンルの人にはヒーリングは逆効果になって

症状を悪化させることもあるので

安易にやるのはお勧めしません

私、ヒーリングで統合失調症治したことがあるって

人が時々、いますけど

普通に生きてて出会える人は症状の軽い人だと思いますよ

私、こんなこと言っても自慢にならないし

逆に恐がらせるだけだから

あんまり言わないけど

とんでもなく重篤な人達を山ほどみてきてきました

看護師時代で一番、患者さんに言われて

衝撃的だった言葉は

「ボク何にも悪いことしてません。お母さんを殺しただけです」

ケロッとした様子で

まじで母親殺している患者さんが言ってたからね

どん引き通りこして、血の気が引いたよね

統合失調症の患者さん達はよく

ある組織に狙われているっていう妄想を持つんだけど

この人もなんか妄想の中で組織に狙われていて

そいつらに母親を殺すように仕向けられたらしくてさー

ある時は

「あいつらのせいでお母さんが死んだんだ。

お母さんを返してください」ってしれっと言ってたよ。

他にもニュースになった人も結構いたよね

一家惨殺して最高、6人殺した人もいたよ

知ってる?

この世にはニュースにならない事件もあってさ

ある時、救急で入院してきた患者さんは

精神運動興奮が強すぎて警察で捜査にならなかったみたいで

その日に父親殺したての人だったの

さすがに怖くて震えたし、どうしようかと思ったよ

そういう人が精神薬を飲んで治療を受けることで

落ち着いていくのを何度もみている

*鑑定入院には責任能力があるかを見極める司法鑑定の入院と

責任能力がないと判断された人の今後の方針を決める

医療観察法の鑑定入院があってその両方を受け入れている病棟で働いていました

精神科救急で自傷他害の恐れがあって

警察官に運ばれてくる人達は

警官4~5人+職員の計大人の男性6~7人で押さえつけて

やっと鎮静剤の注射が打てるレベルの暴れ方をする人もいる

本当に急性の時って人間の域を超えた暴れ方をするんだよねー

そういう人達が精神薬を投薬することによって

結構、落ち着いて良い人になったりするのよ

なのに、変に薬はいけないって

そういう情報だけが独り歩きして

薬を頑なに飲みたがらない患者さんとかいて困ることが多かった

他の内科や外科的な疾患もそうだと思うけど

慢性期の命の危険がない状態なら

色々と試してみればいいと思うけど

急性の状態では素直に医療を受けた方がいいことも多々ある

要はこれもバランスなんだと思うの

せっかく医療が発展したことによって

平均寿命が延びたり恩恵があるのも確か

だけど確かに人が医療に頼り過ぎな面もある

例えば甥が皮膚が乾燥して肌荒れしてたから

アロマを塗ろうとしたら

姉に病院で薬をもらって塗っているから

余計なことはするなと怒られたことがある

そういう時は

そこまで全面的に医療を信頼しなくても

他にも良いものもあるのにって思うよ

選択するのは本人だから

あんまり余計なことは言わないけどね

この話をすると多剤併用で痛い目にあっている人達が

過剰に反応する傾向があるんだけど

多剤併用する医者は確かにいる

だけど客観的にみていると

決してそういう医師だけが悪いんじゃなくて

患者さんのほうも、たくさん薬を飲むことで安心したり

薬に依存している人も多いので

そういう人には多剤併用の医師が大人気だし

そういう人は、なにかあれば薬をくれくれ騒いで落ち着かないで

飲んだとたんに落ち着いたりするし

プラセボで全く薬理効果のない砂糖のようなものを

飲んでも効いたっていって喜んでたりするよね

はっきりいってそういう医師と引き合うのは

人任せの依存体質の人が多い気がするのは

おとぴだけでしょうか

医師にまかせっきりにしないで

本人が本気で病気と向き合って治そうとすると

不思議と担当医が変わったり

色々な変化がみられるみたいだよ

結局は本人次第だって言いたかったんだ

たとえば完全に自然の中で暮らしていて

自然にすべてを託しているような生活をしている人以外

なんだかんだで科学の発展の恩恵を受けている

人生がうまく行かないのを

薬のせいや社会のせいにして

悪者を作り出しても何も変わらないよ

この世はバランスの元に成り立っているから

そうやって偏っているとバランスがとれなくなって

どうしても医療や薬の世話にならないといけなく

なったりするかもしれないね

せっかく発展してきた医療や科学があるんだから

毛嫌いすることなく

バランス良く両方共存できたらいいのになって

おとぴは思うんだ('ω'*)♪